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蓄電池で失敗しないために!導入の注意点を確認

蓄電池の導入は初期コストが高い設備となります。
また、比較的新しい設備ということもあり、導入にあたり疑問点もあるでしょう。
せっかく蓄電池を設置しても、想像していたものと異なる、導入に失敗してしまうといった心配もあります。
そこで、蓄電池で失敗しないために、導入時に注意したい点を確認していきましょう。

目次

1.蓄電池の導入目的に応じた蓄電池を選ぶ
2.蓄電池が意図しない場所に設置されてしまう
3.施工不良によるトラブル
4.蓄電池には寿命がある
5.まとめ

蓄電池の導入目的に応じた蓄電池を選ぶ

ひとことで蓄電池といっても、実は使用目的に応じていくつかの種類があります。
何のために蓄電池を設置したいのかを考え、その目的に合った蓄電池を選ぶ必要があります。

蓄電池の種類には全負荷型と特定負荷型がある

蓄電池の種類には全負荷型と特定負荷型があります。
全負荷型は、停電時でも施設全体で蓄電池から電力の供給が受けられるタイプとなります。
非常時にコンセントを蓄電池に繋ぎ変える必要がありません。
施設全体の電力をカバーするために、非常に容量が大きな蓄電池を用意する必要があるでしょう。
そのため初期投資の費用が高く蓄電池本体が大きくなります。

一方の特定負荷型は、蓄電池から電力供給を受ける機器を絞り込むことで、必要最低限度の設備の予備電力とするものです。
全ての機器を使用することはできませんが、適切な容量の蓄電池を選択することで、導入コストを抑えることもできるでしょう。

使用目的に合わない種類の蓄電池を設置してしまうと、停電時に使えると思っていた機器が使えず困るケースが出てきます。
一方で電力の消費を抑えたいのに施設の全ての機器に電力が供給されることで、無駄な電力消費をしてしまう可能性が出てくるのです。
設置時には目的をしっかりと把握しておく必要があります。

蓄電池が意図しない場所に設置されてしまう

蓄電池を検討するときには、どうしても使用目的や容量に目が向きがちです。
実際に設置される蓄電池の大きさについてはなかなか頭が回らないケースがありますので、要注意。
イメージとして「人目につきにくい場所に設置できるだろう」と考えていても、離隔距離や重量の問題により設置場所が限られることがあります。
マンションなどでは水害に備え、屋上など高い位置に設置したいと考えていても、重量の問題で地下にしか設置できない可能性が出てきます。
またオフィスでも、設置する蓄電池が大きく、スペースの関係で動線近くに設置せざるを得なくなるケースもあるでしょう。
このようなことを避けるためには、見積もりを取る段階で設置プランを検討し、そのスペースに置ける蓄電池を提案してもらう必要があります。

一般的には蓄電できる容量が大きくなれば、蓄電池の大きさは大きくなります。
ですが、コンパクトでも大容量の蓄電池も出てきていますので、価格との兼ね合いも考えながらいくつかのプランを提案してもらうとよいでしょう。

施工不良によるトラブル

優れた省エネ設備となる蓄電池の導入を決めたなら、早く施工して欲しいと考えるものですよね。
ですが、高額な設備である蓄電池の設置は、品質重視で依頼することが望ましいといえます。
多少時間がかかったとしても、施工不良が起こるような業者に依頼することは避けなければなりません。
蓄電池の設置でよくあるミスが配線ミスです。
また配線不良も起こる可能性がある施工不良です。
このようなミスが起こると結果的に時間がかかり手間も必要となるでしょう。
施工不良によるトラブルを回避するためには、施工実績が多い業者に施工してもらうとよいでしょう。
多くの実績を持つ業者であれば、施工技術も高いと考えられます。
焦って施工を急ぐよりも、確実な仕事をしてもらえる業者選びを行うとよいですね。

蓄電池には寿命がある

スマートフォンは購入時から徐々にバッテリーが劣化していき、フル充電を行っても利用できる時間が短くなっていきます。
蓄電池も同じように、徐々に利用できる時間が短くなっていきます。
つまり、蓄電池は永遠に使い続けられるものではなく、寿命のある設備なのです。
蓄電池にはリチウムイオン電池が採用されているケースが多く見られますが、リチウムイオン電池の場合充電と放電の2つを1サイクルと考えたときに、4,000サイクル程度の使用が可能と考えられています。
年数にすると約10年ですので、10年後には買い替えの検討を行う必要があります。
なお、蓄電池の法定耐用年数は6年です。
この点から見ても、蓄電池は劣化し買い替えが必要な資産であることが分かるでしょう。

また、蓄電池本体に異常がなくてもパワーコンディショナーをはじめとした周辺機器のメンテナンスが必要になるでしょう。
設備導入費用だけ目を向けず、メンテナンス費用についても支出が必要であることを考える必要があります。
しっかりとメンテナンスを行うことで、蓄電池やその周辺機器を長持ちさせることもできるでしょう。

まとめ

蓄電池は決して安い設備ではありませんので、失敗は避けたいですよね。
失敗を避けるためには、やはり慎重に検討する必要があります。
設置を検討するにあたっては、どのような目的で蓄電池を設置するのか、さらにはどこに設置したいのかをしっかりと考えなければなりません。
安さや施工の速さをアピールする業者よりも、いくつかの設置パターンを提案し、施工不良を起こさない実績が高い業者選びを行うとよいですよ。

 

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